特殊な看護師資格「認定看護師」

看護師のキャリアアップに有効な、特殊な看護師資格として「認定看護師」というものがあります。

認定看護師とは、

・必要な教育課程を修了
・特定の看護分野において熟練した看護知識と技術を用い看護ケアを実践できる

という2点を満たした看護師として、日本看護協会から認定を受けた方のことを言います。
独自の知識と技術を用いて患者や家族のケアや、看護職員や他職種への教育や指導、相談など、一般看護師を指導する立場としての役割を求められます。

具体的には

・特定の看護分野において、個人・家族または集団に対して、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する。
・特定の看護分野において、看護実践を通して他の看護職者に対し指導を行う。
・特定の看護分野において、看護職者に対しコンサルテーションを行う。

という「実践・指導・相談」の役割を担う看護師の事です。

認定看護師になるには日本看護協会の認定を受けなければなりません。
認定を受けるまたは、認定申請するには次のような条件を必要とされます。

◎「保健師・助産師・看護師」いずれかの免許を有し、保健師、助産師、看護師の資格取得後、実務経験が通算5年以上あり、そのうち通算3年以上は認定看護分野の経験を有すること。
◎日本看護協会が認定した認定看護師教育課程、または認定看護師の教育に適切であると認められた教育機関の、6ヶ月以上、600時間以上の認定看護師教育課程を修了していること(外国において同等と認められる教育を修了していること)。

認定看護師教育課程を受講して修了する事で、筆記試験と認定看護師認定審査を受けることができるようになります。
これらは毎年1回、日本看護協会が実施しており、試験と審査に合格して登録申請し、その後認定看護師として認められる事で認定証などが交付され、認定看護師として勤務する事ができます。

しかし、一度認定を受ければそのまま続けられるわけではありません。
認定証の有効期間は交付日から5年とされているので、期間ごとに更新をうけなければなりません。これは認定看護師の質を維持するためのもので、看護師の上位資格であるからこそ必要であると言えるでしょう。

2007年(平成19年)現在、認定看護師の医療分野は「17分野」が指定されています。

・救急看護
・創傷、オストミー・失禁(WOC)看護
・重症集中ケア
・ホスピスケア
・がん化学療法看護
・がん性疼痛看護
・訪問看護
・感染管理
・糖尿病看護
・不妊看護
・新生児集中ケア
・透析看護
・手術看護
・乳がん看護
・摂食、嚥下障害看護
・小児救急看護
・認知症高齢者看護

これから医療の進歩や新しい症例の発見などで、更に増えて行く事が予想されます。

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